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かんざし・櫛・折帖の額装

かんざしと櫛と折帖の特別な額装

 

 

 

お客様からのご依頼で、「かんざし」と「櫛」と詩などが書かれた「折帖」の

額装を承りました。

 

※ここでいう折帖とは、糸で綴じられていない、

ジャバラ状に開く本のことです。

お経も折帖に書かれたりしていますから、手にしたことはなくとも、

お寺やなんかで目にしたことがあるかもしれません。

 

 

 

かんざし・櫛・折帖

 

 

 

さて、通常額装する場合には、弊社で取り扱っているマットをそのまま

使用するのですが、今回はお客様のアイディアにより

詩などが書かれた「折帖」をマットに貼り込んで

その上に「かんざし」と「櫛」を配置する方法で額装することに致しました。

 

 

折帖を開いたところ

 

 

 

まずは、折帖を必要な分だけ剥がして解体します。

今回の折帖は厚手の和紙でできており、糊で軽く接着してあるだけでしたので

刃物を使うことなく分解することができました。

 

剥がした折帖をマットの上にのせておおよその配置を決めます。

折帖のページ選択やレイアウトはほぼおまかせだったので、

できるだけ綺麗なページを選んで、バランスをみて組み合わせます。

 

折帖の配置で悩んでいるところ

 

 

配置を決めたら、折帖をマットに貼り込みます。

弊社では掛け軸等の製作も行っていますので、

「裏打ち」の技術を応用して「折帖マット」に仕上げました。

 

 

 

折帖を貼る前のマット

折帖を貼ったマット

 

 

 

あとは、折帖マットにかんざしと櫛を固定すれば完成です。

 

接着剤やテープの使用は控えたかったので、

透明なテグスでマットに縫い付けていきました。

 

今回は、お客様がお持ちになった額縁を使用しています。

 

 

完成図

 

かんざしも櫛も折帖も額縁も、すべてお客様のお宅にあった物ということもあり

新しい物にはない、味のある調和のとれた額装に仕上がったと思います。

 

 

 

 

 

 

思い入れのある品も時が経ち、世代が変わるにつれ残念ながら

不用品になってしまうことも多いですが、

こうしてきちんと額装することで大切にしたいという思いと一緒に

永く残していけるといいですね。

 

 

弊社では、立体物額装や既存の額縁を用いた額装はもちろん

今回の折帖マットのような特殊な技術を用いた額装も承っております。

 

飾りたいものはあるけれど、いいアイディアが思い浮かばずに困っておられる方、

店舗スタッフが丁寧にご相談に応じたアドバイスを致します。

お気軽にお問合せ下さいませ。