昨年大変好評を頂きました「鉄道風景画家 松本忠先生」の作品展のご案内です。     ホッコリ心温まる、鉄道がある風景展。 「懐かしいなぁ」、「想い出すなぁ」という言葉が思わず、口から出てしまう。 そんな風景画展です。   奥さま浅田志津子さんの心の琴線に触れる詩と共にお楽しみください。   場所:浦和コルソ1階「コルソ通り」と コルソ4階「雪山堂ギャラリー」で開催しています。      

① 鉄道風景画家 松本忠 作品展 (1階 コルソ通り)

  作品約60点(原画、ジクレー版画)の展示販売をします。 またポストカード、書籍、詩画ポスター、カレンダーも販売します。 期間中は松本忠先生が来場されています。 お気軽にお声をかけて下さい。 期間:2019年9月14日(土)~23日(月・祝) 時間:午前10時から午後8時(最終日は午後6時迄) 場所:浦和コルソ1階 「コルソ通り」 観覧料:無料     また、松本先生によるトークショー(約20分)を 9月15日(日)に行います。 時間は①11:00~、 ②14:00~の2回です。 先生から鉄道風景への想いや、各取材地のエピソード等伺えます。 どうぞお越しください。  

②プレ・アフター展示も同時開催

    上記展示の他に、雪山堂ギャラリー(コルソ4階)でも松本先生の他作品(約20点)を展示販売いたします。 こちらでもポストカード、書籍、カレンダーを販売いたします。 どうぞ、ご来場ください 期間:2019年9月7日(土)~9月30日(月) 時間:午前10時から午後8時(初日は午後1時から。最終日は午後6時迄) 場所:浦和コルソ4階 「雪山堂ギャラリー」 入場料:無料      
 松本 忠(鉄道風景画家)

すべての駅は誰かの最寄り駅 ふるさとの駅 だから この列車は ふるさと発 ふるさと行き 各地を走る鈍行列車に揺られ、車窓に広がる景色を眺めたり、見知らぬ無人駅で途中下車して、その土地の人々の乗降風景を見つめながら、いつしか、そんなことを思うようになった。 収穫を終えた田んぼの中に、ぽつんと在る無人のホーム、さいはての地で風雪に耐え続ける、海沿いの小さな木造駅舎、そして、住宅街に建つ、ありふれた最寄り駅。それらは全て、誰かの日常生活の場であり、誰かにとっての、たったひとつのふるさとの駅だ。 今、この瞬間も、日本のどこかで、各駅停車の列車たちは全ての駅々にあいさつをしながら「誰かの最寄り駅」をつないでいる。四季折々の自然に彩られながら、そよ風のように、くりかえす波のように、終わることのないその営みは、どこか自然現象のようにも思える。 誰かのふるさとをつなぎつづけているが故に、はじめて訪れる場所なのに、どこか懐かしい日本の鉄道風景。そのあふれるほどの抒情を、私の拙い絵で少しでも伝えることができたら幸いです。 鉄道風景画家 松本 忠  1973年、横浜市生まれ。3歳から埼玉県戸田市で育つ。 東北大学文学部卒業。総合化学メーカー勤務を経て、2001年南東北の鉄道の要衝、福島県郡山市に移住、アルバイトで生計をたてつつ絵を描く。 2002年、「もうひとつの時刻表」(ARTBOX)を出版。サンリオ「詩とメルヘン」イラストコンクール「佳作」受賞。これらを機に、「鉄道ダイヤ情報」(交通新聞社)での連載(2003~06)をはじめ、鉄道・旅分野を中心とした各種出版物での連載や掲載が始まる。2003年以降、各地で個展を毎年開催。2005年、ルポライター・詩人の浅田志津子との結婚を機に、さいたま市に転居。 2011年、3月11日の震災以降、年内の個展・展示販売における売上の10%を震災復興義援金として被災地に寄付。2012年以降は、震災や水害などで被災した鉄道を直接応援するため、現地の駅を訪ね、寄付目的で切符を大量購入し、個展来場者にプレゼントする活動を展開中。 2016年、近江鉄道創立120周年を記念した取り組みの一つとして、「松本忠 ギャラリートレイン」が5月から翌年1月まで運行される。300点以上の作品が車内とラッピングで展示される。 ◇主な著書・共著 「のんびり行く只見線の旅」(共著・歴史春秋社)、「中央線的詩画集」(共著・本の森)、「大人の塗り絵 POSTCARDBOOKローカル線のある風景編」、「大人の塗り絵 鉄道のある風景編」(河出書房新社)、「線路沿いの詩」、「車窓に降る詩」(共著・私家版)など。 ◇主な個展・展示販売 「伊勢丹浦和店」、「うすい百貨店」、「江戸東京博物館」、「京急百貨店」、「三省堂書店大宮店」、「阪神百貨店梅田本店」、「丸善丸の内本店」、「八重洲ブックセンター本店」など。 松本 忠 HP 「もうひとつの時刻表」 (上記ページに本展示販売会が紹介されています)