はじめに 武田幸經先生の作品が月刊ねこ新聞12月号の一面に決まりました。 おめでとうございます。今頃、彼の地で喜んでいることでしょう。

【月刊ねこ新聞12月号】

武田幸經 『母の会記念写真』   武田先生の代名詞といえば猫。何気ない日常生活の登場人物が猫という、 独特の擬人観で数多くの作品を描きました。   題材が親子、学校、友だち、遊び、故郷など誰もが「あんなことあったよね」ということのためか、人が猫だというのに不自然さがなく、まるでアルバムを見ているような感覚になります。 かといって猫をまるっきり人間に仕立てるわけではなく、猫の個性も尊重しつつ表現しているところが、武田作品の猫絵の最大の魅力ではないでしょうか。     昨年、ここ雪山堂において「武田幸經七回忌展」を開催させていただきました。     回顧展ということで、猫絵以外にもペン画、抽象画、風景画といった先生の多才な活動をご紹介し、好評を博しました。 今回の「武田幸經 秋・冬展」においても、昨年と同様に多才な武田ワールドを秋と冬をテーマに展示いたします。     どうぞ、ゆっくりとご覧になってください。