夢と感謝を額に込めて

— 野原税理士様と、大谷翔平タオル額装の物語 —

 元国税査察官(通称マルサ)としてご活躍された後、税理士として地域やお客様に長く信頼されている野原哲夫様。
雪山堂とも長いお付き合いをいただき、これまでにも掛け軸や賞状額装、色紙額装など、数々の作品をご依頼くださいました。

 そんな野原様が、今回はとても特別な額装をご注文くださいました。
きっかけは、野原様が関わっておられる特別養護老人ホームで働くスタッフの方からの心温まる贈り物でした。

■ 大谷翔平選手の「想い出のタオル」

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その方は、2025年3月に東京ドームで行われたMLBワールドツアー「ロサンゼルス・ドジャース vs シカゴ・カブス」の試合を観戦。
世界中の野球ファンを魅了し続ける大谷翔平選手が出場する貴重な一戦でした。

試合会場で、その方が購入されたのは、大谷選手のプレー姿を大きくあしらった記念タオル。
なんとそれを「ぜひ野原さんに!」と、プレゼントしてくださったのです。

野原様は感激しつつも、しばらくはそのまま事務所に飾られていたそうです。
ですが、「このままではもったいない。美しく、そして長く残る形にしたい」と、今回雪山堂にご相談しにご来店いただきました。

■ 選ばれた額縁は「LEAN」

野原様が選ばれたのは、グッドデザイン賞を受賞したアルミ額「LEAN」。
シンプルでありながらエッジの効いたデザイン、さらに自立式としても使える特徴的な構造をお気に召し決まりました。

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ただし、タオ  ルをそのまま額に収めるだけでは、布特有の歪みやたるみが出てしまい、見栄えを損ないます。
そこで当店では、タオルの柄やラインが美しく見えるように、透明なテグスで一ヵ所ずつ微調整しながら固定する方法を取りました。

そのテグスの数は、なんと70ヵ所近く。
固定位置を決める細密な作業でした。テグスが見えないよう細心の注意を払いながら作業を進めました。

さらに額の裏側には、保存額装に欠かせない部材をしっかりとセット。

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紫外線カットのアクリル、調湿&保護シートなど、作品を長く守るための部材で仕上げています。

■ 完成と、みんなの笑顔

完成した額装は、存在感と華やかさを兼ね備えた一枚に。
大谷選手の力強い表情、プレーの瞬間がまるで目の前に蘇るようです。

後日、野原様はこの額装を事務所で披露。

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スタッフの皆さんも笑顔で囲み、その場が一気に明るい空気に包まれたそうです。

そして、このタオル額装は、野原様をはじめスタッフの皆様に笑顔を届けたのち、野原様より、そのタオルを贈られたスタッフの方へ“感謝のしるし”として再び贈られたとのこと。スタッフの皆様を心から大切に想われる野原様の真摯なお人柄と、温かな絆を感じます。

 

■ 表彰状や色紙も、額に守られて

野原様の事務所には、このほかにも数々の表彰状や感謝状、色紙額装が飾られています。
地域貢献や専門分野での活動を通じて贈られた数々の栄誉が、きちんと額に収められ、訪れる方々の目に触れています。

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その額の中には、雪山堂でお手伝いさせていただいたものも多くあります。

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それぞれが野原様の歩みや信念、そして人とのつながりを物語っているようです。

 

■ 野原税理士事務所のご紹介

野原様が所長を務める「野原税理士事務所」(現:税理士法人ビズアシスト)は、JR土呂駅から徒歩100歩の距離にあります。
税務や経営の専門知識を活かしながら、お客様との信頼関係を何より大切にする事務所です。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
野原税理士事務所 公式HP

 

今回の大谷翔平タオル額装は、「贈り物の想い」を永く美しく残すためのひとつの形でした。
ただの記念品ではなく、贈ってくれた人の気持ちや、その瞬間の空気感まで封じ込める——
それこそが額装の持つ力であり、雪山堂が大切にしていることです。

「大切な品をもっと美しく、永く残したい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。