大きなククリでは「一般額」と呼ばれ厚みがあまりない。

比較的薄い作品(版画・水彩等)用額縁のご紹介です。

これには、額縁の飾り方④でご紹介しました「OA額」も

ふくまれるのですが他の規格(縦横比)サイズとして

「デッサン」と「水彩」があります。

「・・・て、どういうこと?」

と思われる方もいらっしゃると思いますので

「そのへん」のご説明をしていきます。

【例えば】

同じデザインの額縁でも縦横比の違う

「同じくらいの大きさの商品がありますよ」

と、いう話です。(ややこしく、マギラワシイですね)

【額内寸(額縁の中の寸法)比較例】

OA規格    A3  422×299mm

デッサン規格 四切  424×348mm

水彩規格   F4S 443×352mm(注:マット幅細め)

水彩規格   F4  473×382mm(注:マット幅広め)

※作っているメーカーごとに多少の誤差はあります。

このように違う企画で近い寸法の物があります。

【因みに】

「F4と書道半紙は作品寸法が同じ」なので

額縁をお選びになる際、おぼえておくと役に立つ

・・・かもしれません。

【マットについて】

ちょこちょこ出てくる「マット」ですが

↑「株式会社オリオン」のホームページから。

水彩規格の額縁は

作品四方のマット巾が均等になるよう

メーカーごとに額縁寸法を決めています。

なので額縁の箱に同じ「F4」と書かれていても

並べて見ると大きいのや小さいのがあります。

【ちょっと待って?】

例えば水彩画

(1)「F6の紙に作品を描いてます」

という人でも、

余白広い時とギリギリハジまで

塗る時があるんですが?

A:作品の見せたい大きさに合わせて

その作品用にマットを「窓抜き」して調節します。

(↑そもそもマットてなに?をご覧ください)

(2)作品を「Fサイズ」で描いてませんけど?

A:デッサン・OA等、別規格の額縁から

ちょうどいいサイズを選んでいただいたうえで

マットの窓抜き(マット巾)で調節することになります。

※規格寸法に会うサイズが無い(満足できない)場合には、

特別寸法の額縁をお作り致します。

【デッサン規格】

吋(インチ)太子(たいし)とか大衣(たいころ)のように

見慣れない(聞きなれない)サイズ名称なので

馴染みづらいかもしれません。

また、八切(やつぎり・ヤツ)四切(よつぎり・ヨツ・関東ヨツ)

半切(はんせつ)全紙(ぜんし)は、

書道や写真のサイズでも同じ名称

の物があるので、間違えやすいと思います。

なので額縁には、

「デッサン規格」というサイズがございます。

という事をご紹介させていただきました。

↑透明水彩画をマット装でデッサン額に。

私の作品は、どの額縁に入れたら良いのだろう?

と思ったら雪山堂にご相談ください。

お待ちしております。