修復や仕立て直しを考えた時に 「破れや穴が目立ってしまうのではないか?」 と、心配される方も多いと思います。 比較的新しい作品で余白部分であれば普通に白い和紙で穴埋めできます。 ただ、古い物だったり、絵や文字のある部分が欠落していると 「どうなるの?」 と思いますよね。

 

↑「作品部分に欠損がある掛軸」

 

作品の性質によって補修のやり方は、違いますが。 基本的に作者以外の人が加筆(絵を描き加えたり)をすると 別の人の作品になってしまうので、 「近い色に染めた和紙」で穴埋めします。

 

↑「修復後の掛軸」 小さめの掛軸だったのでアッサリと「二段表装」の形式に仕立てました。 【修復や仕立て直しをお考えの方】 お問い合わせのさいに 寸法(大きさ)と写真(メール)をいただけますと おおまかな見積を比較的はやくお伝えできます。