MX-2640FN_20150629_133841_001.jpg 幕末から明治に掛け活躍した画家 河鍋暁斎(きょうさい)と、青い目の弟子ジョサイア・コンドルの展示会 『画鬼暁斎~幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』 が東京駅前の「三菱一号館美術館」で平成27年6月27日(土)から9月6日(日)に2会期で開催されています。 MX-2640FN_20150629_133117_001.jpg 残念ながら河鍋暁斎は現在では、不当に遇されています。 それは当時はスター絵師として多彩な画を描き、それにより多くの人を楽しませた多様性が、今は逆に暁斎と言えば「これ」といったイメージが絞りにくいことが一因なのでしょうか。 MX-2640FN_20150629_133859_001.jpg 期間中は様々な企画も行われます。 ところで、弊社(雪山堂)が、なぜ暁斎展を応援するかといいますと、 弊社会長雪山光恵は、長年にわたり河鍋楠美様(公益財団法人河鍋暁斎記念美術館理事長・館長。蕨眼科院長)とお付き合いをさせて頂いているからです。 河鍋暁斎の曾孫である河鍋楠美先生は埼玉県蕨市で眼科院を永く営まれ、地域の方々に愛され・信頼を得ている方です。 その一方、ご自身の曾祖父の暁斎の作品を後世に残すため、1977年11月に自宅(蕨市)を改装して、河鍋家に伝わる画稿・下絵類を中心に暁斎とその一門の作品を収蔵・展示する河鍋暁斎記念美術館を開館いたしました。 MX-2640FN_20150629_132440_001.jpg そして暁斎作品を現在まで収集を進め、暁斎の功績を地道に伝え広められたのは、ひとえに河鍋楠美様の長年にわたる努力があったからこそです。 現在では不当にも評価が高いとは言えない河鍋暁斎を一人でも多い方に、ご覧いただきたいと思い(本当に微力ですが)この暁斎展をご縁のある多くの方々へお伝えしようとしています。 今回の暁斎展も、この楠美館長の長きに渡る貢献が無ければありえなかったことは、本目録冊子の巻頭に高橋明也氏(三菱一号館美術館館長)が述べられています。 MX-2640FN_20150629_132551_001.jpg またこの冊子には河鍋楠美館長とドナルドキーン氏、そして隈研吾氏との対談も載っています。 また、弊社ではほんの数点ですがこのアートショップ品のお手伝いをさせて頂きました。 これも河鍋楠美館長のお力添えなしには、出来なかったことです。 MX-2640FN_20150629_132709_001.jpg MX-2640FN_20150629_133652_001.jpg 是非、会期中に会場までお越し頂き、そして暁斎作品をご充分に堪能してみてください。